【里山カレッジ】 納屋を下見しました①
いよいよ『季刊 里山の袋』、初のリアルイベント
里山カレッジ」が行われます。

12月3日(土)、12月4日(日)の開催に向け、只今準備中です。
先日は1日目「里山の道具考」の舞台となる、明宝の納屋を見学に行きました。

里山の道具考」は現在『里山の袋』で連載中の企画。
道具を通して里山の本来の姿を探る、新しい試みです。




■道具から里山の姿を知る

納屋といっても多種多様。こちらは久後さんの古い納屋。
久後さんは旅館を経営されています。

小さな小屋の中にはわかるもの、わからないものがたくさん。
例えば、これは何でしょう???



ステッキにしては短い・・・。

正解は「穴あけ棒」・・・だそうです。
昔は田んぼの畦(あぜ)に豆を植えたそうです。久後さんが持っていた田んぼは400枚!1枚1枚が小さい田んぼがたくさんあったとのこと。
その畦に1俵(約60kg)の豆を植えたそうです。豆を植えるために、畦に穴をあけて歩くためにつくられた棒、ということだそうです。1か所に2、3粒まく豆が60kg分というと、相当な数の穴も必要だったのでは。

道具がわかって「へぇ~」となりますが、それは普通の「道具考」。
「里山の道具考」はそこから当時の里山の姿と人々の暮らしを実感しようとする試みです。

例えば・・・

400枚の田んぼがある風景を思い浮かべてみます。「座ったらそこが田んぼだった」というくらいに、できる限り米を作った時代。その食生活は?
豆がたくさん植えられた田の畔。ということは、今のように草刈り機や除草剤は使えない。畦の作業は?里の植物や生き物の様子は違うのでは?

・・・想いを巡らすうちに、昔の里の風景が少し見えてきませんか?


■労働と暮らしが一体だった時代

もちろん、今の里の風景を知らないとよくわかりません。「里山カレッジ」では現在の、郡上の里山の風景を見ながら、そこに暮らしてきた人々の話を伺うことで、今と昔の里山の本当の姿をみつけます。

「昔は田んぼが始まったら、7月初めの野休みまで、休みなんかなかった。野休みが本当に楽しみだった」と久後さん。

 美しく感じる里の風景は、人々の暮らしの中でつくられてきました。それはただ美しい自然というだけではなく、長い年月にわたる人々の労働が形になったもの、なのではないでしょうか。
 里の労働は暮らしと一体でした。子供たちも大事な労働力。子供たちは働きながら自然の理を知り、知恵と技術を身につけていったそうです。

■里の憧れ「スーパーじいちゃん」



久後さんの旅館は、ほとんど自身の手で建てられたとのこと。ガレージともいえる新しい納屋もやはり自身で建築。

「あの人(じん)は、ほっとに甲斐性があるで」―いろいろなことができる人を、明宝ではそう呼びます。久後さんもまさしく、甲斐性のある人の一人。

「お金を稼げる人」ではなく、知恵や技を持ち行動力がある人を、里の人は尊敬の意を込めて「甲斐性のある人」と呼びます。
「甲斐性のある人」・・・将来はなんでもできる「スーパーじいちゃん」になりたい!
― 郡上に来て、目指す自分の姿がイメージできました。


みなさんも「里山カレッジ」を体感しませんか?
【日程】
12月3日(土)13:00~17:00/(食)18:00~20:00
○ 第1講座「里山の道具考」/食体験「里山まんま」 
12月4日(日)9:00~12:00/(食)12:30~14:00
○ 第2講座「里山ミュージアム・シアター」/食体験「二間手下組のおとき」
【参加費】 各講座4800円(保険料・入館料・各回食事代)
○ 2日間通し割引: 9600円 → 6500円(2食付)
○ 会員割引 5500円
(『里山の袋』を今年度定期購読中の方。新規入会者も適用)
【申込締切】 11月30日(水)

お申し込みは「里山カレッジお申し込みフォーム」より。

(『季刊 里山の袋』編集:小林謙一)





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