
猟師になって7年目を迎えますが、猟師の6次産業化を目指して日々奮闘しています!
冬は猟、夏は自然体験や広報活動と日々の活動を発信していきますので応援よろしくお願いします。
猪鹿庁オフィシャルサイト→http://inoshika.jp/
昨日に引き続き・・・
昨日のブログを見てない方は、こちらから・・・
http://www.musublog.jp/blog/metamori/?cate_id=343&site_id
命に対して、自然に対して熱い想いを持った猟師さんが建てた解体所とはどんなものか見学させていただきました
この解体所では3つの作業が行われます
①洗浄・解体(内臓の処理、剥皮)
②保存(冷蔵保存・熟成)
③出荷
以上の3つです。
①解体では・・・
解体所に運びこまれる前に仕留めた鹿は、すぐに首を落として
血抜きされます
その後、解体所に運び込まれます
解体所では、鹿の皮膚についた【ヒル】や【ダニ】などを洗浄しま
す
洗浄が終わったら、割腹して内臓を取り出します
内臓を取り出したら、剥皮をして保存します
②保存では・・・
ここでは、シカ肉にサラシを巻いて、冷蔵保存していました
この状態で、約3週間冷蔵熟成することで肉が柔らかくなるそう
ですが、シカ肉の買い手によって期間を調整するそうです
③出荷では・・・
朽木猟友会のシカ肉は、地元レストランでも取り扱われています
が、関西圏や東京のレストランとも取引きがあるようで、それぞ
れの買い手に合わせて熟成期間や出荷の時期を調整するよう
です
解体所で行われる作業はこんな感じです
この解体所に関わっている人は、もともと猟師さんだったのでシカを狩猟することは難しいことではないでしょう
ただ、60歳をすぎたおじぃちゃんの猟師集団が関西圏や東京のレストランと取引をしてるということにビックリしました
しかも、シカ肉の熟成方法は、工場長が東京のイタリアンのシェフに直々に懇願して指導してもらい、今でも定期的に東京に通って指導うけたり、新しい販路の開拓に力を注いでいるということで、このおじぃ達の行動力に脱帽いたしました
思い出したら勢いづいて、延々と書きまくってきましたが研修の報告はこんな感じです
ここからは、郡上のおはなし・・・
郡上では今年から大和町に個人でやられる解体所ができ、この解体所を通して獣肉の販売ができるようになりつつあります
でも、朽木猟友会のおじぃ達が言っていた、、、
【命あるものむやみに殺したらアカン】
人間中心の社会ではなくて、自然とバランスのとれた付き合いができる社会を目指して、猟師として取り組んでいこうと思いました