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猪鹿庁 メタ森支部さん
里山保全組織★猪鹿庁です。
猟師になって7年目を迎えますが、猟師の6次産業化を目指して日々奮闘しています!
冬は猟、夏は自然体験や広報活動と日々の活動を発信していきますので応援よろしくお願いします。
猪鹿庁オフィシャルサイト→http://inoshika.jp/

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狩猟学校『トラップマスター講座』大成功!のうち終了しました!
こんにちは、BBQ検定の合格通知が届き、ほっとした、やっさんです。


結構前のお話になってしまいますが、以前に実施した狩猟学校『トラップマスター講座』の様子をレポートさせていただいます。


猪鹿庁捜査一課 瀬戸の猟場にて、
・くくり罠の作成
・くくり罠の設置講習
・罠の見回り
・(罠に獲物がかかっていれば)止め刺し
・解体
・止め刺し道具の作成
などを、1泊2日のキャンプ形式で行う本企画。

野営をする場所は、オートキャンプ場なのではなく、
電気もガスも水道もない山の中。

どんな参加者が集まるのか、
企画する側として心配な点もありましたがふたを開けてみると・・・

一人での参加の方がほとんどで、
狩猟免許保持者でこれから本格的に罠猟を開始したい方をはじめ、
狩猟免許を取る予定はないが狩猟や解体に興味がある方、
一人旅の旅先として面白そうな企画を探していた方、
遠方から前泊して参加していただいた方、
野営経験が初めての方
などの参加者も多く、2日程共に満員御礼で大変ありがたかったです。

※これより、動物の解体シーンなどの写真、記載があります。
苦手な方はご注意ください。
また、2回実施した模様をまとめて記載するため、時系列を無視した記載となっている部分もありますので、ご了承ください。


■くくり罠の作成

パーツを配り、1人1つのくくり罠を作って頂きました。
瀬戸から必要となる部品や工具、組み立ての際のコツ、
部品などが買えるお店の情報などの解説を交えながら、
皆さんサクサクと作っていました。


多少、力が必要な工程などでは助け合いつつ、
参加者同士のフォローがこのタイミングから既に自然に出来ていました。




瀬戸が実際に使っているくくり罠を作っていただいたのですが、
多少苦戦しつつも、
参加者の方、全員がちゃんと作る事ができましたよ。

↓こんな感じで、以外と簡単にくくり罠ができてしまいます。




■罠の見回り
罠の自作が出来たら、次は実際に瀬戸が罠を仕掛けている「現場」の見回りです。

↓愛用のこん棒を持って



↓林道を歩き、仕掛けた罠を一つ一つ見てまわります。


↓けものみちを発見



↓獣道に対し、最もかかりやすい場所はどこか?
どの様な場所に、どの様にして仕掛けているのか?
そのリアルを知っていただきます。



↓見回り中に見つけた木の実。「ウマイよ。」と瀬戸。



すんずんと山の中へ入っていきます。


↓だんだんと獣の痕跡が濃くなってきました。




■捕獲!止め刺しへ

獲物がかかっていない罠もいくつか見つつ、
いくつかの罠を見回っていくと・・・

かかってました!


もう一つの日程でも、捕獲成功!



罠免許のみを所持し、銃を使わない猟を行う場合、
罠にかかった獲物にどうやって止めを刺す(止め刺す)のか
これは意外と大きな課題です。

そのやり方を瀬戸にて実演します。
命をいただく瞬間でもあり、緊張感が漂う場面です。



素早く止め刺しを行い、十分な血抜きが出来た事を確認後、
全員で山の神様に感謝の黙祷。


↓男性陣が率先して、軽トラまで運びます。ずっしりと重い。





■腹抜き
その後、今回は自家消費のために腹抜きをします。

↓腹抜き前に、有害駆除として捕獲した事の証拠として、写真を撮ります。



この「腹抜き」工程は、本を読んだりしてもなかなか理解し辛いところでもあり、
実物を見ながらの実演、解説に、皆さん食い入る様に見入っていました。


1人で猟をする場合、これらの作業を全て1人で行います。皆さんにその覚悟はありますか?」という瀬戸の言葉が印象的でした。

実際に、狩猟をするという事は、
本当に新しい発見や喜びが多く、
自然に対する感謝の念が深まる事は確かですが、
それと同時に、一人でこれらの作業をする事は相当な重労働であり、
肉体的な労力だけでなく、精神的にも相当な覚悟が必要である事を、
参加者の皆さんは実感いただけたのではないでしょうか。


■夜の宴!の準備
今回のこの「トラップマスター講座」の裏テーマ?でもある、
山中での野営。

テントの設営やトイレの設置などを、参加者全員で行います。

↓慣れた方が自然に慣れてない方をサポート。


↓実はコレ、野営用のテントじゃありません。女性用トイレです。


↓電気、冷蔵庫はありませんが、飲み物もしっかり冷えてます。


↓火起こしから米炊きも超スムーズ!



↓料理も全員でやります。みんな仕事が早い!






獣肉づくしのBBQ!

驚くべき速さで夕飯の準備ができ、
獣肉づくりのBBQの始まりです。
↓猪のスペアリブ


↓鹿のロースト


↓猪肉を使ったスープ




■解体教室
 お腹も満たされてきたところで、解体教室です。
山の中で、解体。やり方はいくつかありますが、瀬戸は後ろ足を吊るすやり方です。

↓瀬戸の解説のもと、参加者全員で解体しました。



↓持参のナイフで、皆さん超真剣に解体をしていました。



瀬戸の解体方法は、僕(安田)が別の先輩猟師から習った解体方法とは微妙に違います。
瀬戸も別の先輩猟師から習った方法から、独自にアレンジを加えているとの事。確か理にかなった点も多く、次からは僕も取り入れてみようと思います。

大事な事はベースとなる知識・技術を得た上で、自分なりに色々と試してみる事ですね。

夜も深まり、瀬戸のネイティブフルート、オカリナの演奏です。


電気、ガス、水道などインフラが何も無い山の中で、
聞こえるのは焚き火のはぜる音、虫の音、少し離れた川の流れる音。
それらをバックに聴く瀬戸のオカリナの音色は、
僕が今まで聴いた彼の音色の中でも、特別な音に聞こえました。




演奏も終わり、さあ就寝。・・・のはずも無く、夜遅くまで
緩やかな焚き火の炎と、
参加者の話し声、
笑い声は絶えませんでした。






翌朝。
朝からがっつりと獣肉とご飯などを食べたら・・・




■「止め刺し道具」作り
そして、「止め刺し道具」作りです。

以下の4種類にうちから、何を作るか選んでいただくのですが・・・



前日の罠の見回りの際に、参加者の皆さんに
自分が作る止め刺し道具の材料を確保してもらっていました。
木によっても、固さなどの特徴が異なるため、
その見極めも重要です。



※これらの木々の伐採などは、事前に許可を得た山にて行っています。


皆さん、作例に引っ張られる事もなく、
かなり自由に自分の感性のまま、作ってました。
この「ねじねじのこん棒」超かっこいい!



だんだんとナイフの使い方にも慣れてきます。



焚き火の熱で、木をまっすぐに。


↓瀬戸がつかっているこん棒と、重さや握りやすさを比較・・・。
 生木が乾燥することで軽くなる事も考慮します。


瀬戸の自作したナイフの解説などもしました。




その後あらためて、くくり罠の設置の仕方の詳細を解説します。
せっかく作った罠を持って帰っていただいても、
使い方が分からないんじゃ、もったいないですしね。

女性でも比較的かけやすいやり方もあります。


↓斜めにかける場合と、垂直にかける場合で、仕掛け方が変わります。


最後に、この『トラップマスター講座』に参加いただいた
皆さんの感想を一部抜粋して、いくつかご紹介させていただきます。

猟具の作成や設置、また本では知り得ない事などを知れて
 大変勉強になりました。

 運にも恵まれ(鹿には気の毒ですが)止め刺し・中抜きを
 レクチャーを受けられ
ようやく解体の流れを通しで知る事ができ
 本当に良かったです。


完全に非日常の世界でとても楽しめた。
日ごろの運動不足たたり、二日後に全身筋肉痛w
捕まえて~解体~食事、と一連見られたのは最高。
イベント趣旨(+α)の体験が出来て、こちらの想像以上の体験が出来ました。
サバイバルっぽい体験として純度高くてすごいイベントだと思います。

とにかく楽しかったです。
鹿を獲ってお肉にして食べるという貴重な経験ができて最高でした。
皆さん素敵な方たちで、皆さんとお会い出来たことも嬉しかったです。
また、山の中の生活の魅力も感じました。ストレスなく、元気になれました。

今回の体験や出会いが、私の人生に大きな影響を与えたような気がします。
色んなことを言い訳にして、一歩を踏みだせずにいた背中を押していただけました。

おだて抜きにしてここ10年で参加したイベントで一番良かったです。

獣と真剣に向き合うって事は、山暮らしの
醍醐味のなかで、一番なのではないのかな?と思うようになりました。
綺麗な星空、焚き火の火、フルートとギターの音色、
鹿ちゃんの鳴き声、川の冷たさ、
とても、有意義な二日間でした。

一瞬一瞬が本当に濃い時間で、完全な非日常体験でした。
更に屋外で初めて顔を会わせる人達寝食を協力しあうというのも、新鮮でした。
命をいただく、それに対して感謝するなど、本当に生きることに重要な事が学べたと思います。

命が終わった鹿の透き通った目が忘れられず、肉と言う食材の裏に命がある事も実感する事ができました。
緑も沢も木洩れ日も美しく、花が咲き乱れる素敵な空間にも感動しました。
自然に寄り添う生活への憧れもより強くなりました。
参加の方も知識や経験豊富で、本気な方も大勢いてよい刺激になりましたし、
みなさん温かく明るくて居心地よく楽しい時間が過ごせました。とても素敵なイベントでした。



本当にありがたい感想を沢山いただけて、
感涙です・・・。

今後も、皆さんに喜んでいただけるイベントを実施していきますので、
ご期待ください!!
清里ミーティング2011『狩猟×環境教育ワークショップ』
2011月11月19~21日に
清里ミーティング2011が開催されました

猪鹿庁の捜査一課GOと来月わな免許取得予定のMEGU
参加してきました

清里ミーティングとは・・・
1987年9月、自然教育・野外教育・環境教育に関心を寄せる人たちが集まり「清里ミーティング」という名前で全国から環境教育に関心のある方々の交流の場として機能しています。清里ミーティング以降、日本各地での地域ミーティングも開催されるようになり、環境教育の全国ミーティングとしての機能が期待されています。
このミーティングは、主に下記の2点を全体のテーマとしています。
1.参加者同士のネットワークの構築
2.それぞれの環境教育活動を再確認し、理念や意識を共有する場
自然はさまざまな分野と密接につながっていることから、それぞれの分野に携わる人と人(または団体)がつながりを持ち、共に手を携えていくことが必要です。
全国各地から研究・教育・行政・企業・NGO・NPOなど環境教育の現場で働く人々同士のつながり=ネットワークを大切にし、継続的に育んでいくことが社会を動かしていく力の源になると考えております。
 そのために、お互いの活動を理解し、認め合い、共に考え、力を合わせていける場の基盤づくりを目的として、このミーティングです。


今回の清里ミーティングで、3.5時間のワークショップ(WS)がたくさんあるのですが、その中の1つとして企画しました
ホールアース自然学校のイクメン猟師・Iさんと鹿の研究者のOさんにご連絡いただき、実現しました
ありがとうございます

テーマは、『狩猟×環境教育』

猟師の高齢化・猪や鹿の増加・獣害や捕獲方法など、さまざまな問題をご紹介いたしました



わな猟の仕掛けを、みんなで体験しました
初めての方でも、一度聞けば5分ほどで簡単にできる
わなでした


猪鹿庁の『猪鹿ちゃん』も試食しました
今回は、ホールアース自然学校のIさんが捕獲した猪肉を使用して、料理いたしました大好評でした



最後には、環境教育の現場でのプログラム企画や狩猟免許を取得したい方がおられたり、直接的や間接的に関わる方々が今後増える可能性があると思いました

みなさん、ご参加いただきありがとうございました

今後も継続して、狩猟に関するWSやフォーラムができるように頑張ります


清里ミーティングも終了し、車で10分ほど走ったところの草原に、鹿が約25頭いました
全く逃げる気が無い鹿でした(笑)



猟銃猟師への道のり
捜査一課のGOです


最近、3月の12・13日の郡上猟師エコツアーの準備追われています
猟師なのに、なかなか猟にいけず体がうずうずしています

GOは、猟銃をとるための試験や許可を受けている最中です
けど、猟銃を所持するまでに、わなの免許を取るよりも、かなり大変とつくづく思います

わな免許は、都道府県知事が実施する狩猟免許試験(1日)に合格すれば、狩猟期間、狩猟することができるのですが・・・

猟銃を所持し、猟をするためには、いくつかの申請・試験があります

わな猟免許と同じ、都道府県が実施する狩猟免許、
第1種銃猟免許試験に合格しないといけません
これを合格しただけでは、猟銃を所持することはできません猟銃をもっていないと何も意味ありません

猟銃の許可を得るためには、公安委員会が実施する初心者講習試験や申請など、下記の様々な手続きがいります



GOは、まだ教習資格認定申請段階です

12月に初心者講習試験に合格して、教習資格認定申請の種類を集めるのに、精神科の書類や所得証明などたくさんの書類がいり、時間がかかりました
その申請ができると、次はGOの家族やや地域の方に、GOがどのような存在か事情聴取があり、そして本日、警察署で個人面談を受けました

面談では、
『小学生の時の、学校名は?』
『親や兄弟の名前・生年月日は?』
など、自分に対することは、すべて聞かれます
家族や地域の方の事情聴取や面談で、もし許可がおりなければ、そこで猟銃の所持をすることができません
今まで受けた試験や費用は、無駄になります

初めに事情聴取など行ってもらえば、納得いくのですが、この時点で、許可がおりないと、すべてが無駄ですよね
この制度は、どうなんやろ?っと、つくづくおもいます

教習資格申請の許可がおりると、次の猟銃用火薬類の申請にいけます


猟銃を持つまでに、かなりの時間とお金がかかります


まだまだ先は長そうですが、がんばります